・゜・☆。・゜。・。・゜・☆。・゜。・。・゜・☆。・゜。・。・゜・☆。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 　　　　　　　　　　ウィル・レター　第３９７号 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０１５年６月３０日発行 　公益財団法人あいち男女共同参画財団が主催・共催するセミナーやイベント などの情報、ウィルあいち情報ライブラリーからのお知らせなどをお届けしま す。 　ホームページアドレス　→　http://www.aichi-dks.or.jp/ ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ・゜・☆。・゜。・。・゜・☆。・゜。・。・゜・☆。・゜。・。・゜・☆。 ★今号の目次★ １　講座・イベント案内　参加者募集　 ２　ウィルあいち情報ライブラリーから ３　財団コラム ――――――――――――――――――――――――――――――――――― １　講座・イベント案内　参加者募集 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 「しあわせをよぶ！らくらく時短家事ライフ」（全２回） ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 　共働き世帯は増えているにもかかわらず、女性の家事時間はほとんど変わっ ていません。家事労働を軽減して、有意義に時間を使いませんか？家族での家 事シェア、また料理のプロに学ぶ仕込みの技など、毎日の生活に役立つ講座で す！締切間近ですが、引き続き受け付けます。お早めに！ 【日時・講師】 　　★第１回：平成２７年７月１１日（土）１３：３０〜１５：３０ 　　　テーマ：時短のカギは意識のズレ！？ 　　　　　　　　　　　　　〜家族が笑顔になる家事シェアのススメ〜 　　　　　　　三木　智有　氏（ＮＰＯ法人ｔａｄａｉｍａ！代表） 　　　会　場：ウィルあいち　２階　セミナールーム６ 　　★第２回：平成２７年７月１８日（土） 　　　　　　　Ａ９：３０〜１２：００　又はＢ１３：００〜１５：３０ 　　　　　　　※希望時間をＡ又はＢのどちらかお選びください。 　　　テーマ：プロに学ぶ仕込のわざ〜毎日つくる料理は一品だけ〜 　　　　　　　後藤　かをり　氏（有限会社フードオフィスタブリエ代表、 　　　　　　　　　　　　　　　　　　栄養士、フードコーディネーター） 　　　会　場：ウィルあいち　２階　料理スタジオ 【受講料】１，０００円、材料費６００円 【定　員】３０名 【対　象】時短家事ライフに興味のある方、カップルでの参加歓迎 【締　切】平成２７年７月１１日（土）まで受け付けます。 【託　児】要申込み（無料）※満１歳半から就学前までのお子さん 　▼財団ＨＰ　講座・イベント案内↓ 　　　　http://www.aichi-dks.or.jp/event.html 　▼Ｅメールアドレス→　kikaku@aichi-dks.or.jp 　▼お問い合わせはこちら↓ 　　　　公益財団法人あいち男女共同参画財団　企画協働課 　　　　電　話　０５２−９６２−２５１２ 　　　　ＦＡＸ　０５２−９６２−２４７７ ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ２　ウィルあいち情報ライブラリーから　 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 　ウィルあいち１階にある「ウィルあいち情報ライブラリー」の最新の情報を お知らせします。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 情報ライブラリーフェスタ　「男女共同参画社会とは」 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 　男女共同参画週間（６月２３日〜２９日）にあわせて、情報ライブラリーで は「男女共同参画社会とは」をテーマに、パネル展示等を行います。 【期　間】６月２０日（土）〜７月２４日（金）　９：００〜１９：００ 　　　　　　※６月２２日（月）、２９日（月）、７月６日（月）、２０日 　　　　　　　（月祝）、２１日（火）はパネル展示のみとなります。 　　　　　　※７月１３日（月）はウィルあいち全館休館日です。 【内　容】 　●パネル展示 　　男女共同参画やジェンダーという言葉、「聞いたことはあるけれど何だか 　　難しそう…」「なぜ男女共同参画は必要なのだろう？」と思っていません 　　か？　　 　　仕事・暮らし・教育等に関する男女の現状を統計データで示し、パネルで 　　分かりやすく紹介します。 　●関連図書等の展示・貸出 　　働き方、暮らしなど、さまざまなテーマを男女共同参画の視点からみた本 　　を集めて展示・貸出しています。この機会に読んでみませんか？ 　　手に取って持って帰れる情報として、ちらし・パンフレットやブックリス 　　トも配布しています。 　★パネルについてのアンケート実施中！ 　　アンケートにお答えいただくと、ライブラリーポイントカードをお持ちの 　　方に２ポイント差し上げます。（お一人様１回限り） ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 図書展示「女子差別撤廃条約　批准から３０年」 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 　昭和６０年（１９８５年）に、日本が女子差別撤廃条約を批准してから３０ 年。 　この条約は、女子に対するあらゆる差別を撤廃することを基本理念として、 締約国に対し、積極的に男女平等を促進する政策を行うことを求めています。 　女子差別撤廃条約が日本の法制度や社会に与えた影響について、考えてみま せんか。 　また、今回は「お母さんが語る女子差別撤廃条約」のパネル（北九州市立男 女共同参画センター作成）も展示しています。 　条約前文と第１条から１６条までがユーモアたっぷりの「名訳」とイラスト で表現されています。こちらもご覧ください。 　（展示期間は情報ライブラリーフェスタと同じです） ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ テーマ展示「女子×ＭＡＧＡＺＩＮＥ　〜雑誌のいまむかし〜」 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 　手軽に手に取れ、写真や文章で私たちの興味関心を満たしてくれる雑誌。 　今でこそ女性が求める情報を載せたきらびやかな女性雑誌がたくさんありま すが、女性雑誌が出版され始めた当初は、「男性が女性を啓蒙する」といった 向きの強いものでした。 　雑誌は女性をどう扱ってきたのか？また、女性は雑誌をどのように利用して きたのか？そしてこれからの雑誌とは…？ 　ここ数年、日本でも耳にするようになったＺＩＮＥなども取り上げつつ雑誌 の変遷を見つめます。 　図書だけでなく、復刻版の雑誌も展示しています。 　貸出しもできますので、気になったものはどうぞ手に取ってください！ 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　http://www.will.pref.aichi.jp/jyoholibrary/f-search.html ＋＋　お問い合わせ　＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ ウィルあいち情報ライブラリー 　　電　話　０５２−９６２−２５１０ 　　ＦＡＸ　０５２−９６２−２６１０ ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ３　財団コラム　 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 　　　　　　第２３回　泣いて愛する姉妹に告ぐ 　皆様、大変お世話になりました。６月末で理事長を退任することになりまし た。とりわけ、各種新規事業の実施に際しては、多くの皆様からのご助言、ご 支援により、想定外の嬉しい展開が生まれ、感謝の申し上げようもありません 。また、私より随分先輩の女性たちが、色々なかたちで頑張っておられる姿は 、自分のこれからの生き方のお手本であり、励みでした。厚くお礼申し上げま す。 　そして、２年間、私の拙いコラムにお付き合いいただいた忍耐強い皆様、本 当に有難うございました。生来の怠け者のため、ものを書くような仕事は、期 限に迫られないと考えもまとまらず、毎月締切近くになると、頭の上に暗雲が 立ち込める日々でした。でも、気付いてみれば、２３回、文字数で３万３千字 、４００字詰の原稿用紙で８２枚に達し、仕事だからこそ、ここまで辿り着く ことができたのだと、逆に仕事に感謝したくなります。 　県職３８年間プラス財団での２年間、自分の担当といっても一人ではめげて しまいそうな仕事も、仕事だという責任感と上司や同僚、また、外部の有識者 や団体の皆様のサポートで目標が達成でき、それを糧にまた次の段階にと、経 験を重ねていく中で、座学だけでは得られない様々なことを学ぶことができた ような気がします。仕事に対して、今、率直にそう言えることは、とても有難 いことだと思っています。 　さて、我が国の昨年の出生数は過去最少を更新、合計特殊出生率も１．４２ で、マイナスに転じ、このままだと４５年後には我が国の人口は８０００万人 台に落ち込むとのこと。フランスやスウェーデン等はＶ字回復を果たしており 、違いは１．５を下回る前に強力な政策を打ち出したかどうかだといわれてい ます。直接的な子育て手当だけでなく、１９９０年のナイロビ将来戦略勧告の 「１９９５年までに指導的地位に女性を３０％に」という目標に真剣に取り組 み、女性の社会参画を促した国々が、結果を出していることは今や誰も否定で きません。 　労働時間の短縮、男女の賃金格差なども、主要国は努力を続け、気がつけば ワーストを韓国と競う状態です。女性科学者の割合も主要２９か国中ワースト １。仕上げが、ジェンダー・ギャップ指数１４２か国中１０４位です。 　男性はともかく、それなりに頑張っている女性から「自分は男性との差も感 じていないし、男女共同参画なんてもう古い」というような言葉を時々聞きま す。では、世界レベルで活躍している日本の女性たちが、かくも熱心に女性の 人材育成等々に尽力されているのは何故でしょう。不遜、不勉強というもので す。データは如実に語っているのです。「現状に目を閉ざす者は、未来にも盲 目となる。」です。女性の割合について、衆議院議員９．５％、民間企業の課 長職以上７．５％、小学校の教頭以上２０．６％と数字を並べる中、国連機関 等の日本人職員の幹部では４２．９％、専門職以上では５８．４％という数字 を示した瞬間、女子大生たちがシーンとなったことに、私は一筋の光をみる思 いがしました。 　蔵書の断捨離は、随分前から行っていますが、３５年経っても捨てられない １冊に、山口玲子著「泣いて愛する姉妹に告ぐ　古在紫琴の生涯」という本が あります。子どもを産んですぐ、職場の居心地が悪かった時期に偶然手にした 本ですが、明治時代、女性たちへの啓蒙に情熱を注いだ古在紫琴のこの「泣い て愛する姉妹に告ぐ」という言葉が、今も私の中で色褪せないのは、残念とい うほかありません。 　「女性の活躍」に向けて、国・県あげて本気度が高まっています。２０年か ら３０年遅れてしまった日本。今度こそブレずに進めていくしか活路はないで しょう。その拠点施設にある当財団の役割は、一層重要になってくると思いま す。これまで以上のご支援、ご活用をお願いする次第です。 　それでは、皆様、ごきげんよう　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 さとう 　　　　　　　　　　 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 　〜最後までお読みいただき、ありがとうございました。〜 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